どうじゃ!かりんとうの事が少しは分かってきたであろう
次は、「かりんとう」の歴史を貴殿に伝授いたそう!

平安の時代から貴族の“お菓子”として重宝された「かりんとう」

ある年代以上の方々には懐かしい味ともいえる「かりんとう」ではあるが、その歴史は意外に古く、諸説あるなかでも古いものでは奈良時代、平安時代にもさかのぼるのじゃ。

遣唐使当時大国であった唐へ派遣していた遣唐使によってもたらされたというもので、その唐で作られていた唐菓子をルーツとするというものである。唐菓子とは、小麦粉を用い胡麻油で揚げるなどの技法が用いられ、和菓子のルーツの一つとなったといわれるものじゃ。どうじゃ、かりんとうと製法が似ておるじゃろ。

この唐菓子は当時の貴族階級のお菓子として重宝され、なかなか庶民の口には入らない高級菓子であったようじゃ。

ペスティーニョ

 

もうひとつの説が、少し時代は下るが、室町時代末期から戦国時代に日本にもたらされた南蛮菓子がルーツというものじゃ。なんと、スペインには「ペスティーニョ」と呼ばれるかりんとうそっくりのお菓子があるのじゃ、これが戦国時代の南蛮貿易で日本にもたらされ、「かりんとう」のルーツになったのではないか?といわれておる。その他、戦国時代における兵士の保存食が起源、といった説もあるようじゃ。

どちらにしろ、江戸時代には上方から関東にも広まり、明治初期には東京浅草周辺から庶民の味として親しまれるようになったのじゃ。

かりんとう伝説